世界一をめざすということ

これだけ感動させてもらったから、書かないわけにいくまい。

7月18日午前6時30分、僕はベッドの上でひとりつぶやいていた。ちなみにTwitterではない。女子サッカーW杯の決勝戦で、延長の30分でも決着はつかず、PKを前に円陣を組む選手と監督が笑っているのを見て確信してしまったときだ。
「あー勝っちゃうよ、どうしよう勝っちゃう。」

実は、ぜんぜん期待していなかった。アメリカに勝てるわけがないだろうと思っていた。身長、体重、経験、身体能力と、アメリカの優れたところはいくらでも書くことができても、日本にはなかなか見当たらない。パスの正確さ、小回りが効く、スタミナ、スピード、などに日本の優位性が見られるかもしれないが、アメリカの持つそれから比べると、圧倒的なアドバンテージとは思えなかった。

負けると思っていながら、朝の3時には目が覚めた。でも最初の得点を入れられた5時頃、僕はウトウトしていた。やっぱり負けたと思って・・・
でも13分後の宮間のゴールでパチッと目覚めた。そして 、自分が泣いちゃうのを知っていたので、冒頭の「勝っちゃうよ」になったのだ。

もしかすると、彼女達に勝つ自信はそんなになかったかもしれない。でも、彼女達には強い精神力があった。そうでなければ、勝ち越された後に、2度も追いつくことはできない。
アメリカからしてみると、絶対に勝てると思っていた相手に対して、2度もリードしたのだ。先制すれば諦めるだろうと思っていたのに、追いつかれた。延長で自分達のエースが決めた時に、とどめを刺したと確信した。でも、最後の最後でまた追いつかれた。ゾンビを相手にしている感覚だったのではないだろうか。しかも日本は、PKを前に、笑みを浮かべて円陣を組んでいるではないか。こうなると、追いかけられる側は、通常の精神状態でなくなってしまう。PKを普通に蹴れなくなっていたアメリカの選手が、監督とチームメートから笑顔で送り出されたGK海堀に止められたのは当然だった。

42年前の今日、人類は初めて月に降り立った。
“That’s one small step for a man, one giant leap for mankind.” というアームストロング船長の言葉は、あまりに有名だ。

プロとして仕事をしている僕たちは、自分達に有利で自信を持って戦える状況が与えられることは滅多にない。むしろ、今まで全く経験したことのない無茶苦茶な環境におかれて、それでも成功を求められることがよくある。というか、それが殆どだ。そしてそれが、史上初とか、世界一という称号が与えられる場合であれば、なおのことだろう。

アポロ11号とそのクルーは、常に死と隣り合わせの状況で、未知の世界を旅し続けた。

なでしこジャパンは、ほぼ全ての要素において不利な状況でも、絶対にあきらめず、技術と体力ではなく精神力で世界を制し、震災でダメージを受けた日本とサッカー界に“大きな一歩”を標した。

さあ次は・・・

TSSが、ものづくりの世界に“最初の一歩”を踏み出す番だっ!と勝手に決めた。

こんな写真を勝手に作っちゃったけどNASAから削除命令来ちゃうかな?

 

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