ピンチかチャンスか!?

“ピンチをチャンスに変える“とか、”ピンチの後にチャンスあり“などという言葉を聞くが、ピンチに遭遇している当事者は、そんなことを考える余裕などなく、必死に事態と格闘して、後から考えると「あーそうだったんだ」となることが多いのではないだろうか。そもそも、そんな余裕があったらピンチじゃないだろう。

これは昨日飛行機から見た光景。積乱雲がすごいスピードで成長していた。その中では雷が時折光り、よくSF映画で観る、新しい生命体の誕生シーンみたいな感じの光景が目の前で展開されていた。僕は約30分間、窓の外で繰り広げられる一大スペクタクルに目が釘付けだった。猛烈にキレイだった。しかし一方で、宇宙の縮図かと見まごうようなこの雲の下では、太陽が遮られ、暴風、落雷、豪雨など、その美しさからは想像もできない厳しい自然が牙をむいているのだ。

震災、円高、デフレ、放射能、資源高騰、電力制限など、今の日本と、我々が属する製造業の状況は、この積乱雲の下の天気のように、雨と風に打たれ、これがあたかも永遠に続くかのように感じている人が多いだろう。

しかし、どこか違うところから今の日本を見ると、信じ難いことに、きっと4,000m上空からの積乱雲と同様に美しいはずなのである。

陰と陽、光と影、善と悪、苦と楽、生と死・・・ピンチとチャンス。すべて完璧にバランスされている。片方が大きければ、それとのバランスをとるために、反対側も大きくなる。

ということは、今が一番苦しいのであれば、見方を変えると過去最大のチャンスということだ。
でも、やるのは自分。さぁこれから何が起こせるのか、どんなに素晴らしい雲が見れるのか、楽しみである。

A happy new fiscal year

8月1日は、TSSグループにとって新しい年度の始まりである。

ここ数年は、慢性的な不景気と円高と、10年に一度とか100年に一度といわれるような大型イベント、というか出来事が次々と起きていて(もうその時点で「100年に一度」ではなくなっているのだが)、その大きな波にいとも簡単に飲み込まれ、グルグルにされて…。ひと息つく暇もなく、次の出来事が起きるので、こういうのが当たり前と覚悟をしている。
「8月9日、NY市場が史上6番目の下げ幅、世界各地で連鎖的な暴落」とか、「本日、円が再び76円台に、50円台も視野に」とか、これから先のビジネスの世界は、今まで経験したことのない、未知の領域を開拓し続けながら進むことになるだろう。

さて、これからどうなるのか?
そんなの知る訳ない。誰も。
だとしたら、どっかの誰かが言ったり、書いたりしていることよりも、自分のことを信じることが一番だ。だって自分のことを決められるのは自分しかいないから。

目先の利益を追求したり、他人の思惑で動いたり、自分たちの信じられないことや、納得のいかない仕事をして、それでダメになったら、後悔してもしきれない。

自分たちが信じる最高のものづくりを楽しくやろう。これをやって、ダメになったら、仕方ないし、後悔もない。
自分たちが信じる道を突き進もう。

29期が、僕たちと世界にとって良い年になりますように。