蒲田の空、選択する幸せ

Kamata sky

京急蒲田、開かずの踏切からJR蒲田駅方面を眺める

もう一ヶ月くらい前のチョー暑いある日、会社からJR蒲田駅に向かって歩いていたら、とっても空が幻想的で、思わず撮ったこの写真。きれいな空は冬しか撮れない、と決めつけていた僕にとっては、嬉しい想定外。あまりにきれいなので、しまっておくのはもったいないからBlogに登場。

前にも書いたけど、日々刻々と変わる経済環境において、周囲に注意しながら、常に“正解”を探して、次の手を決めるなんてことは不可能である。というか、他人の行動を基準にして、自分の行動を決めるなんて、そんな生き方はつまらない。死んだ方がましだと思う。だから、僕がこのような時代に生きいていく上で必要なのは、“自分との対話力”だと思う。

どんな行動であれ、それを最後に決めているのは自分だ。そして、その行動は、無数の選択肢の中から選ばれたものだ。近年は、メディアの発展により、その選択肢は更に膨大になった。昔は、新聞、ラジオ、両親、兄弟、はたまた近所のおばちゃんなどが、その決断に大きな影響を与えていたのだろうが、テレビの普及と、インターネットの発展は我々の選択プロセスを大きく変えたと思う。情報が豊富であることは良いのだろうが、あまりにも膨大なそれに振り回されて、肝心の自分自身が無視されているような気さえするのである。

本当は、一番聞かなきゃいけないのが自分自身の声だ。何が一番したかったのか、何が欲しかったのか、誰と会いたかったのか、どこに行きたかったのか、どうなりたかったのか。みんなちゃんと自分に聞いてあげてないんじゃないかな?そして、思い通りにならないと、他人のせいにする。あの人がこう言ったから、インターネットにこう出ていたから、雑誌ではこうなると書いてあったから、だれそれが良いって言ったから、と。

無数の選択肢を持つ自分と、その中から選んで、決断して、行動する自由と責任がある自分。自分で決める楽しみと苦しみ。

蒲田を歩いていて感じたこの空。美しいと感じるのも、無視するのも選択。こんなにキレイな空の下で生きることができて幸せ。この幸せを噛みしめるという選択をして生きる。

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韓国がかなりCoolな件

最初にお断りしておく。僕はいわゆる韓流ファンではない。というか、韓国は大好きな国のひとつだし、韓国人も尊敬しているが、彼らのように特別な意識を持っているわけではない。その証拠に、高校生の時に、毎日通学で通り過ぎた26年前以来、大久保駅で降りたことはないし、韓流ドラマにハマったこともない。でも、最近の韓国が、何かにつけてカッコいい。気になる。

ソウルの街は、数年前と比較して、きれいになっただけではなく、オシャレになった印象である。聞くところによると、ソウル市は「デザインソウル政策」というプロジェクトを市長自らが率先して推進しているそうだ。音楽も、K-Popが世界に進出し始めている。少女時代やKARAなどの女性グループは、そのルックスとダンスが注目されがちであるが、音楽そのもの質が非常に高い。

僕のアメリカの母校Lewis & Clark Collegeは、あのモニカ・ルインスキー(クリントンの「不適切な関係」覚えてる?)も通った名門校?だ。56ヘクタール(東京ドーム12個分くらい)の広大なキャンパスに、寮が点々と10棟ほどあり、各棟の各階にある踊り場(といっても学校の教室くらい大きい)では、毎週のようにパーティが行われており、そこにDJスシ(アメリカ人は”Atsushi”という発音ができないので”Sushi”になってしまう。カッコ悪いので、最初は嫌いだったけど、慣れとは怖いもの。卒業する3年目には結構好きになっていた。)はゲストDJとして、その多くに招かれていた。今でも90年代のR&Bを中心に、レコード5,000枚とCD3,000枚程度を持っている。長くなったが、要は音楽好きということが言いたいだけだ。

K-Popで最近特に話題の2NE1は、最新アルバムでBlack Eyed PeasのWill I Amが本格的に参加していて、世界最先端の音という印象だ。それに比べて、日本には、カッコいい音作りをするアーティストはたくさんいても、メジャーに出てくるのは、未だに秋○康や、ジャ○ーズ系という20年前と何も変わらない構図で、ファンには申し訳ないが、AK○48の曲などは、聞いていて悲しくなる。何度も言うが、僕は特別な韓流ファンでも何でもない。日本の音楽界にもがんばってもらいたい。でもダンスミュージックというジャンルでは、韓国と日本には天と地ほどの差があると思う。ちなみに僕のお気に入りは、ちょっと古いがWonder Girlsの「Nobody」だ。

「カッコいい韓国」を象徴するもうひとつの例が車である。韓国の街を車で走っていると、ひと際目につくのが、キア(起亜)の自動車だ。1998年に、起亜自動車は経営破綻し、現代自動車の傘下で再スタート。2006 年にPeter Schreyerという、アウディとフォルクスワーゲンのチーフデザイナーを歴任した大物が、キアのCDO(Chief Design Officer)に就任すると、それまで何の取り柄もなかったキア車が、遠くから一目で分かる、見違えるほどのカッコいい車になってしまった。この点においても、最近の日本車は大きく遅れをとっていないだろうか?ちなみに、現代-起亜自動車グループは、2010年の新車販売ランキングで、フォードを抜いて5位。4位のルノー・日産の背中も見えている。

Kia K5

キアK5という車のタクシー。なかなかでしょ?

ちょうど3年前の9月15日に、リーマンが破綻し、日本はその後の世界同時不況から未だに立ち直れず、震災と円高が追い打ちをかけている。韓国だってリーマンの直後には通貨危機で瀕死の状態だった。でも、今の日韓の勢いの差は、誰が見ても明らかだ。かつては日本のものまねと揶揄していた人だって、それは認めざるを得まい。だからこの韓国の快進撃は、窮地に立たされて行き場を失った日本のものづくりにとって、勉強できることがたくさんあるのだと思う。

まずは今晩、焼肉を食べるところから始めよう。