リレーマラソン2012「目指せサブ3」その1

今年もリレーマラソンの季節がやってきた。

「あいの風リレーマラソン」は、毎年10月に富山市内の運河にある、美しい冠水公園周辺の1周約2.1kmのコースを20周(ハーフ10周)して競う大会だ。この公園は抜群の景観で、公園内にあるスターバックスは、2008年の世界で最も美しいスータバックスに選ばれるほど。チーム構成はひとりから20人まで自由。20周をひとりで走ってもいいし、20人で走ってもいい。今年は686チーム、7186人が参加をした。ちなみに昨年は486チーム5111人だったから、4割近くの増加だ。昨年同様の快晴の中、競技が行われた。


普段は水と緑が美しい冠水公園。この日は運河の反対まで人だらけ。ちなみに「世界一美しいスタバ」の屋根がこの写真の右端に見えます。

TSSからの参加者も23人にまで増え、フルマラソンのAとBチーム、ハーフのCチームの合計3チーム体制となった。精鋭?を集めたAチームは、僕を含む8人構成で、昨年果たせなかった3時間切りの職場部門ベスト10を目指す。Bチームは、少しユルめで、4時間ターゲットの9人体制。Cチームは、女性主体の6人構成で、ハーフ2時間切りを目指す。今回は主に自分が関わったAチームの走りっぷりを報告する。

昨年10月19日の僕自身のブログによると、”7人で走ったタイムは3時間5分44秒。フルマラソン総合部門378チーム中56位、職場部門では165チーム中23位。惜しくもサブ3に届かず。全員の平均で4分24秒/kmだ。あと8秒/km縮めればいい計算。でも、4分16秒って、スゲー速いよ。みんなも速かったんだなー。来年の目標は当然サブ3。”とある。今年のAチーム8人のうち、5人が昨年のメンバー、もうひとりは一昨年の実績がある。心配なのは、初参加のN山とルーキーW田部だ。

10時にスタートの号砲が鳴る。時差スタートのため、AとBチームは、ともに1分遅れの10時01分スタート。Aチーム第一走者である韋駄天のK坪と、BチームのルーキーO部が駅伝よろしく、襷(たすき)をかけてスタートする。ちなみにハーフのCチームは11時スタートだ。

少し時間はさかのぼり、スタート1分前のアナウンスが流れ、K坪とO部がスタートについた頃、運河の反対側にある芝生の広場では、他のTSSランナー達がストレッチや着替えなど、おのおの準備をしていた。そこになぜか、Bチームの襷をBチームでもないルーキーW田部が持って立っていた。そして余裕の表情で、「これ、どうすればいいんっすかね?O部くんがいないんっすよ。」

何でお前が持ってんだよ…

スタート地点までW田部と走った。まだ自分の出番でもないのに。
運河の橋を全速力で駆け抜けてスタートを目指す。しかし、決戦直前の周辺は人だらけで全然前に進めない。そうこうしているうちに、10時スタートの号砲。時差スタートなので、まだ1分ある。やっと事態を把握したのかW田部は今更ながら、懸命に同期のO部を探すが見つからない。気がつくのが遅いぞ!そして1分後、無情にも第2のピストルは鳴り、すべてのランナーがその場を走り去った。O部は襷なしでスタートしたのか?W田部もアホだが、O部もアホだな、と思ったその瞬間、ポツンとひとり立ち尽くすO部を発見。スタート前から、すでに襷リレーに失敗するルーキーふたり。先が思いやられる…

第一走者K坪は、フルマラソンでサブ3を目指すほどの本格ランナーで、彼が貯金を築き、残りがそれをできるだけ喰わないようにする作戦だ。スタートからコケてるBチームを尻目にK坪は軽快に9分を切るタイムで戻ってきたが、2走のS浜がスタートにいない。どうやら駐車場を探してて遅れてるらしい…って、おいおい!何だそりゃ!?しかし、中継地点で準備をしていた3走T谷が繰り上がって襷を受け取り、何とかつながる。

TSSのエースK坪

この日一番のベストタイムで戻ってきた繰り上げ2走のT谷だが、S浜はまだ駐車場を探している。仕方なく僕が襷を受け、繰り上げ3走に。ゴタゴタだらけで、ろくにストレッチもできないままのドタバタスタートだ。このチームの段取りの良さが伝わってくる。

ベストラップの2走T谷

去年もそうだったが、最初は超オーバーペースで入る。後で記録を見たら、最初の500mの入りは3分30秒/kmペースだった。学習能力なし。1kmくらいで自分のペースに戻ったが、今年からコースが少し変わって、最後の一番キツいときに長い坂がある。やめてもらいたい。しかし、どうやら目標の8分台で走れたようだ。そして、やっと駐車場を見つけたのか、中継地点で待つS浜に襷をつなぐ。

やっと駐車場が見つかったS浜。

そして、いよいよ最初の難関、5走N山の出番だ。N山は若干23歳ながら数年来の肥満をフットサルダイエット?で克服し、20kgの減量を果たすという強い精神力を持つ。ランニングの経験不足が心配されたが、我々の前を予定よりも速いペースで軽やかに走り去っていった。反日デモがクライマックスを迎えた中国・青島で、会社の外出禁止令を無視し、危険な夜の街に命懸けで繰り出し、そこから無事に帰ってくるためには、この逃げ足の速さが必要だったのだ。

N山の快走。48番ではありません。

「今年は練習してないんで、あんまり期待しないでください」と言っていた6走のT島は、予想通りの謙遜だった。期待に応える走りでリレーをし、ペースを死守する。K坪の貯金をみんなで少しずつ喰っているものの、このまま行けばギリギリというペースだ。そして襷はいよいよ7人目のW田部に渡った。

つづく…

駆け抜けるT島。応援するK坪。

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