男前の国

仕事でミラノに行くなんて幸せは、普通やって来ない。

しかし、今回は、弊社が新規事業の柱として、大きな力を注いでいる、医療機器の産学連携プロジェクトで、開発中のプロトタイプをミラノに持ち込んで、現地の医療機代理店や医師の方々から、貴重なフィードバックをいただくというミッションで、大学の先生方やプロジェクトメンバーの方々とともに、10年ぶりにミラノに戻った。 決して遊びにきたのではない(断言)!

僕はイタリアが好きだ。
洋服も、車も、料理も、建物も、芸術も、その根底にある文化も。 だいたい、これらは僕の興味があるものと一致している。
もはや、僕が前世でイタリア人をやったことがあることに疑いの余地がない。

特に目につくのが、お洒落な男。
日本の男性とついつい比べてしまう。 僕よりも年上の日本の先輩方から、ファッションを感じる事はなかなかない。スーツを着ていれば、何でも良いとばかり、当たり障りのないものを着ていたり、一見お洒落そうに見えても、ブランド物に頼った個性のないものが多かったりする。若い世代には、お洒落な人もいるが、雑誌に出ていたコーディネートをまんま真似ていたり、トレンドを追っているだけの、”他人からの承認”を得た服装も多いような気がする。

ミラノの、フツーのレストランでディナーを食べていて、気づくのは、入ってくる男達、特に僕と同じくらいの中年オヤジが、みんな独特で主張を持った服装をし、それに自信というか、責任をひしひしと感じること。そう、着るものにメッセージがあり、その”発言”に、責任を持っている(と感じる)。もう既に内面からカッコ良いのだ。この辺りが、日本の繁華街で幅を利かせている、某LEON誌の上辺だけをコピーする”ちょいワルおやじ”達とは、全くレベルが違うのだ。ミラノの男達からは、「オレはこれを着るために生まれてきた」ぐらいの気迫を感じる。だから、大方の日本人の「これ着ておけば大丈夫」では、所詮勝負にならない。プロ対アマチュア、iPhone対HiPhone(中国製)、フェラーリ対トヨタヴェロッサくらい違う。

メンズファッションに対する社会の扱いも違う。日本のフツーの百貨店は1階が化粧品とブランドショップ、2〜4階まで婦人服、5階が紳士服とスポーツというように、明らかに紳士服は、脇役である。野球の打順なら、8 番だ。ところがイタリアでは、1階の化粧品とブランドショップは同じだが、次のフロアは紳士服で、その上に婦人服がある。完全にクリーンアップ級の扱いである。

そんなメンズ王国だから、イタリア男は世界でモテる。自信満々のアウトフィットを身にまとい、お目当ての女性を見つけたら、時間も場所もおかまいなしに猛然とアタック。フラれたってなんのその。ブレない、ひるまない、へこたれない。こんな男になりたい。

今回の出張でご協力をいただいた医師の方々は、どなたもイタリアでトップにランクされる名医である。持ち込まれたプロトタイプに対する、それぞれの先生の表情やコメントに注目していたが、今にも切り裂かんばかりのトップドクターとしてのオーラを感じた。殆どの方が、白衣や術衣で登場されたが、そこからもイタリアンな男前ぶりを十分に発揮していた。そして、スーツ姿の先生には、シンプルな上品さの中に、気高さを感じた。

今回のミラノ出張は、仕事でのフィードバックももちろんだが、内面も外見も磨くべしという、男としてのフィードバックをいただいた。仕事でさらに磨きをかけ、あの鋭く尖ったナイフのような先生方に納得していただけるものを準備しなければ、男前の国、イタリアには戻って来れないのである。

ミラノの中心、ドゥオモの広場。大聖堂だけでなく、周りの建物がいちいちオシャレ。こういう国だから、男前が生まれるんだな。

ミラノの中心、ドゥオモの広場をパノラマ撮影。大聖堂だけでなく、周りの建物がいちいちオシャレ。こういう国だから、男前が生まれるんだな。

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男前の国」への1件のフィードバック

  1. 通りすがりです。男前な社長率いる男前な会社、いいですね。
    最高にカッコ良い仕事をしてください。

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